「親知らず」の由来と平均寿命
- 2024年9月号 -
20歳前後に萌出する「親知らず」、その語源に関してはなんとなくご存知の方も多いのではないでしょうか。
昔は寿命が短く、親知らずが生えてくる20歳前後にはすでに親が亡くなっているというのが名前の由来と言われています。
20歳の時に多くの親がもう他界しているとなると寿命は何歳だったんだろう?と気になってしまい、調べてしまいました。
おおよその日本人の過去の寿命を調べることが出来ました。(ただしデータにより多少のズレはあるようです)
縄文~弥生時代 10~20歳
鎌倉時代 25歳前後
江戸時代 30~40歳
明治・大正 44歳
ちなみに厚生労働省が令和元年に発表した現在の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳となっています。
「親知らず」という言葉がいつから言われるようになったのかはわかりませんでしたが、明治・大正ですら平均寿命が44歳と考えると「親知らず」という名前の語源も納得してしまいます。
親知らずとはあまり関係ありませんが、いつまでも元気においしくものが食べれるように、歯を大切にしていきたいものです。