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読書のすゝめ

- 2020年12月号 -

私が社会人1年目の時、当時勤務していた医療グループのコンサルの方に叱られたことがあります。

 

「先生はなぜもっと本を読まないんだ!」と。

 

同じグループで働いていた先生は理解してもらえると思います。

タイムカードすらない職場ですから正確にはわかりませんが、おそらくブラック企業と呼ばれる会社がホワイトに見える程、働いていたはずです。

今、当時を振り返って心理的にも時間的にもそんなものは無いだろう!と思うのですが、その時に言われた言葉は良く覚えています。

 

「歯科医師という職業は多かれ少なかれ必ず人の上に立つことになる。

さまざまな事を勉強しない人間の下につくスタッフはとても不幸です。

本は過去の偉人や優れた経営者の考えに触れられる最も優れたもの。

私が知っている優れた経営者はすべて忙しい中でも本を幅広く読んでいる。

理事長のように「四書」を読みなさいとはまだ言わないが、少なくとも自分を成長させる本は読みなさい」と。

 

確かに人が自身の経験から学べることは非常に少ないと思います。友人が多く、それを学べる環境だとしても、時間など様々なところで制限がついてしまいます。

 

すでに亡くなっている過去の偉人や、ご存命でも大企業の経営者の方に直接教えを乞うことは難しいですが、彼らの著作を読むことで知性や人格に触れることはできます。

 

専門書や経営に関する書物だけでは目に見えた利益に固執してしまう人間になってしまうかもしれません。

 

できるだけ時間を作って、多くの書物を読んでいきたいなと考えています。

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