残存歯数と身体的機能障害リスク
- 2026年4月号 -
40代半ばになってくると同級生や知り合いが偉くなっていき、学会や書籍など様々な形で活躍を見ることが多くなります。
先日、同級生の研究報告で面白そうな記事がありましたので引用させて頂きました。
東京医科歯科大学健康推進歯学分野の相田潤教授らの研究で、
65歳以上において歯が20本以上ある人に比べ20本未満の人は6年後の死亡リスクが10~33%高く、身体的な機能障害のリスクが6~14%高いことがわかった。
また、残存歯が0~9本で歯科補綴(入れ歯など)をしていない人は、重度の身体的機能障害を有する可能性が高く、知的活動が少ない、また、歯が20本未満の人は外出の頻度が少なく、野菜や果物を食べる量が少ない傾向にあることも分かった。
口腔内の健康を増進し歯の喪失を予防することが一番ですが、この報告の中で私が特に注目したことは、
仮に歯を失ってしまった場合でも入れ歯やブリッジ、インプラントなどの歯科補綴治療により口腔機能を回復すれば、死亡率や身体的機能障害リスクの低減、知的能力の維持、外出頻度や食生活の改善につながることが記載されていることです。
残念ながら歯を失う結果になってもその後しっかりと治療することが大切であると示唆されています。







