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思えば、歳をとったもんだ

- 2023年3月号 -

歳を感じる時は、人それぞれあり、例えば
「疲れやすくなった」
「アイドルがみんな同じ顔に見える」
「脂っこいもので胃がもたれる」等々あるようです。
まぁ、こんなことは今に始まったことではないのであまり気にしないのですが。

 

私の場合は、患者さんを見て、「あ~、俺も歳をとったなぁ」と最も感じます。

 

口には出しませんが、
「そうか、この患者さんはもう働いているのか。最初に来たときは小学生だったのに・・・」
「この患者さんのお子さんもずいぶん大きくなったなぁ。妊娠中の時、時期を見ながら治療したな。あの時お腹の中にいた子が、もうこんなに大きくなったのか」
など、喜ばしい変化もあれば逆に

 

「先生、先日、義父が他界しました。生前は大変お世話になりました」
などと言われ、昔、元気に歩いて来院されていた姿を思い出し、時の流れを感じることもあります。

 

この記事が載る頃はどれぐらいたっているかわかりませんが、おそらく開業して15~16年だと思います。
勤務医時代から通院してくださっている患者さんであれば、少なくとも17年以上のお付き合いになります。

 

このご縁を大切に、あと10年、さらにもう10年と月日を重ねていきたいと思います。

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