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お酒を飲んですぐ赤くなる人

- 2017年10月号 -

大学時代にサッカー部(かなり弱いですが)という一応、体育会系に属していましたので、飲み会がとんでもなく、本気で「このまま急性アルコール中毒で死ぬんじゃないか」と2度ほど考えたことがあります。

 

私は酔っても赤くならず、時間がたってからガーンと効いてくるタイプなので、かなり先輩たちに飲ませていただいた(?)記憶があります。そのころお酒を飲んですぐ赤くなる人は、酔っぱらっているのがわかるのでうらやましいとずっと思っていました。

まぁ、赤くなったぐらいで飲ませるのを辞めるほどやさしい先輩はいなかったですが。

 

さて、そんな飲んですぐ赤くなる方は注意が必要という記事が載っていました。

 

愛知県がんセンターの研究によると、飲んですぐ赤くなる人が飲酒を続けると、喉や食道のがんになる可能性が高いと判明したそうです。

飲酒・喫煙・年齢・性別・ALDH2遺伝子型の情報を用いて3200人を対象に上部気道消化器系がんのリスクを調査。(ちなみにALDH2はアルコールの代謝で生じるアセトアルデヒトを酸化する酵素で、お酒の強さはこの遺伝子型に大きく影響されます)

その結果、お酒を飲んで赤くなり飲酒量が多い人がアルコール46g(日本酒で2合程度)以上を週5日以上摂取すると、80歳時のがんのリスクが20%以上であることが示された。

赤くならない人が同様の量を飲んだ時のリスクは3程度。

 

20%という事は、このような飲み方をすると5人に一人はがんになるというかなりの高確率。

様々ながんのリスクがありますが、これは結構高い気がします。

ただ、安心してください。

このリスクのグラフを見ると、すぐ赤くなってしまう方でもお酒の量を半分(日本酒で1合程度)にすると、どうやら4.5%程度まで下がるようです。

 

何事も適量があるようですね。

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