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医療の常識

- 2014年1月号 -

先日、少し面白い研修がありました。

 

産業革命は1800年ごろですが、それ以前は、「傷は化膿して治る。だから、化膿させなければいけない。」という考えが、医療の常識として広まっていたそうです。

 

当時の医師は、消毒などの概念も全くなく、逆に切断した血液がついてもわからないように、真っ黒い服装をしていたそうです。

 

それをある医師が疑問に感じ、消毒を行ってからオペをするようになり、治療成績が良い事から、消毒という概念が広まったそうです。

 

テレビのCMなどでも、手洗いや消毒などが頻繁に放送される今となっては、非常におかしな様子に見えるかもしれませんが、つい200~300年ぐらい前の話なんです。

治療技術や機材の研修などは良くありますが、あまり消毒の、しかも歴史についてお話しする先生も少ないので面白く聞けました。

 

ただ、時々、時代劇で、焼酎かなんかを口に含んで、切られた人にプーっと吹きかける場面がありますが、あれは消毒なのでは?と感じるのですが、実際に、あの時代にやっていたのでしょうか?

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