入れ歯の状態と死亡リスク
- 2026年10月号 -
「入れ歯の状態と高齢者の死亡リスクに関する研究」が記載されていましたので今回引用してみました。
大阪大学大学院歯学研究科の研究グループが大阪府の後期高齢者約18万7千人のデータを分析した結果、以下のことがわかったそうです。
・奥歯のかみ合わせの状態が悪くなるほど死亡リスクが高くなる
・残存歯が似たような状態(分類)においては、適合の良い入れ歯を使用している方に比べ合わない入れ歯を使用している方、入れ歯を使用していない方の死亡リスクが高くなる
歯を失った場合でも、治療により適合の良い入れ歯を使用し奥歯のかみ合わせを守ることが、高齢者の健康において重要な役割を果たすといえるだろうとまとめられていました。
過去のトピックスでも、奥歯のかみ合わせを失うことが高血圧などの全身疾患のリスク、身体機能障害を生じるリスクを上げることを取り上げてきたと思います。
見えないから奥歯がなくなってもそのまま放置されてきた方を日々の診療では多く診ます。
まずは日々のケアをしっかりと行い、必要な治療は確実に受けることにより歯を失わない事が何よりも大切と言えます。
それでも歯を失ってしまった場合はインプラントや入れ歯など欠損治療を受けることで機能回復を図ることが重要と考えます。







