水道水のフッ素添付は有効か?
- 2026年7月号 -
フッ素によるう蝕予防は長い歴史があり、水道水にフッ素を添加する(水道水フロリデーション)により世界60か国、約4億人以上がその恩恵を受けています。
日本でも時々フロリデーションが話題になりますが、私個人とすれば、どちらともいえない、よく言えば中立の立場になります。
賛成の先生の意見も理解できるし、反対の先生の意見も理解できるという立ち位置です。
そんな中、日本における水道水とフッ素濃度に関する研究が報告されていたので取り上げてみました。
東京医科歯科大学健康推進歯学分野の研究グループは水道水中の天然フッ化物濃度と子供の虫歯の関連を研究。
その結果、水道水中の天然フッ化物濃度が0.1ppm増加するごとに虫歯治療を受ける子供の割合が3.3%減少したことを報告しています。
誤解されそうなので記載しておきますが、水道水にフッ素を添加した研究ではありません。
もともと水道水には天然のフッ化物が含まれていますが、地域によって土壌などの違いによりそのフッ素濃度は異なります。よって、その濃度と虫歯の関係を調べた研究であり、フッ化物を添加したものではありません。
現在、歯磨き粉の多くにフッ素が含まれています。また、うちの子もそうですが、水道の水を飲むかというとほとんど飲むことはありません。また、歯牙フッ素症や中毒などのリスクも含め、水道水フロリデーションに対し否定的な考えをもつ先生の意見も納得できます。
一方で、今回、日本においても水道水フロリデーションの有効性が示されたと考えられ、推進派の先生が経済的困窮に左右されず、健康格差の縮小に有効な政策として推進する考えも納得できます。
個人的には賛成でも反対でもない中立な立場ではありますが、これらを見ると試しに低い濃度でやってみても良いように思います。







